思考の断捨離

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菅原裕一と藤ヶ谷太輔

 

 

森ノ宮ピロティホールに行ってきました

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2018年4月15日、藤ヶ谷くんの舞台が終わりました。大阪大千穐楽公演、運がいいことに自チケでその場にわたしもいました。正直自担である藤ヶ谷くん関連の時は譲ってもらったり諦めたりとどうしようもないくらい運がなくて前世悪いことでもしたんか?と思うくらいだったんですが、今回はなんと大千穐楽がストレート当選してしまって震えた。

どうせ行くなら千穐楽がいいなあって思って応募はしたけれど当たらないだろうなとは思ってたしどうしようかなとも思ってたのに当選の文字見て、えっ????ってしばらく固まりました。まあそんなモチベだったわけで。

久しぶりの藤ヶ谷くんの舞台で、なにより演技してる藤ヶ谷くんが好きなわたしとしては楽しみでした。けれど内容が凄い重い暗い話だということは噂に聞いていて、藤ヶ谷くんもめっちゃ痩せてたし、むしろやつれたといってもいいのでは?という感じだったので正直心配でもありました。

 

まあでも千穐楽の頃にはだいぶ戻ったかなあとは思ったけれど追い込まれてるなという印象でしたね。

 

あらすじ以下パンフ抜粋

自堕落な生活を送っているフリーターの菅原裕一には、長年同棲している鈴木里美という恋人がいる。

だが、とあるきっかけで里美を裏切った裕一は、話し合うこともせずに家を出る。

幼なじみの今井伸二、バイト先の先輩・田村、学生時代の後輩・加藤たちを頼りながら、結局はそこからも逃げ出す裕一。

姉の香にも見限られ、ついには郷里で暮らす母・智子のもとへ身を寄せるが、しばらく帰らぬ間に母にも大きな変化が起きていた。

あらゆる人間関係から逃げ続け、実家にすらいられなくなった裕一は、いよいよ後戻りできなくなる。

と、そこへ偶然現れたのが、かつて家族から逃げていった、父の浩二だ。父との出会いから、裕一の中の何かが変わり始めていく。

裕一はなぜ逃げ続けていたのか。そして彼が最後に下す決断とは……。

 

物語は、主人公の裕一がスマホをいじっているところから始まる。電話、Twitter、LINE、Facebook。普通にいる平凡な男、それが菅原裕一。アイドルでキラキラしていて、SNSは基本禁止といわれているジャニーズの藤ヶ谷くんとはかけ離れてる役。でも猫背でくるくるパーマで携帯をいじっているその人は紛れもなく藤ヶ谷太輔ではなく菅原裕一だと見た瞬間感じた、それがわたしの第一印象。

ちなみに、TAKE FIVEの時も思ったけど、今回も画面効果をふんだんに使っていて今どきのハイテクな舞台だなと思いました。

まあ舞台も千穐楽むかえたことだしネタバレとか関係ないからぶっちゃけると、あらすじにはとあるきっかけで、里美を裏切ることにみたいにかっこよく書いてありますが、わかりやすく言って、彼女がいるのに合コンで知り合った女と浮気したみたいなよくあるクズな浮気男の話です(言い方)

もうその浮気女とも別れて、そんな時に彼女の里美に浮気したことを問い詰められ、別れたくもないけど怒られたくもないから逃げ出した話。まあでもその逃げ方は異常なんだけど。普通だったらその場は逃げても、すぐ戻るかどうかすると思うけど裕一は、人の家を点々として都合が悪くなればまたそこから逃げて、逃げて逃げて逃げつくしてどうしようもできなくなるまで追い詰められるわけで。

物語の終盤、逃げつくした裕一が母が倒れたと連絡があって実家に帰ってきます。今まで逃げてしかいなかった裕一が、初めて行動を起こして戻って来るシーン。結局、母は無事だったがその場には恋人の里美、親友の伸二、姉の香、そして母と裕一が逃げた4人が集まっていました。そこで、また裕一はなにごともなかったかのように振る舞い逃げようとしてしまうのだが、姉に怒られ、恋人に諭され、親友に同情され、自分の気持ちを吐露します。

また逃げようとしてました。なんかわかんないけど、自分でもよくわかんないんだけど

何回も自分のことがわからない、変わりたいのに変われない、なんでこうなるんだろうという裕一の葛藤とみんなへの謝罪。生々しかったなあ

結局、気持ちを吐露して土下座して謝って、とりあえずは謝罪を受け入れてもらって、しばらく実家にいた裕一は東京へ帰ること決意(里美は一足先に帰ってます)

東京の里美と住むアパートに戻ってきた裕一、仕事から里美が帰ってきてそこでハッピーエンドで終わればよかったんですけどね。帰ってきた里美から告白。裕一が、出ていったあとそのことについて相談してた親友の伸二と浮気したこと、誘ったのは私で、裕一を責める資格なんてないと泣く里美。

わたしのそのシーンの正直な感想としては、いやクズじゃん????登場人物ほぼみんなクズかよ…と思いました。裕一も言ってたけど裕一と伸二の関係が崩れるとか考えなかったのか、とかまあ確かに連絡もせずに逃げ続けた裕一が悪いしほぼ別れたようなもんだろうけど彼氏の親友と、ってのはいくらなんでもないだろと。

そんな状態だったのに、よく裕一の実家で2人して裕一を許してあげる的な態度とれたなと思いました正直。まあだからこその余裕があったのかな二人には。姉はキレてたもんなあ。

結果泣きじゃくる里美、それを見て裕一は出ていきました。道端でへたり込む裕一、暗転。まさに「そして僕は途方に暮れる」それに尽きるという感じで幕は降ります。

正直何といっていいかわからないし、良い気分では終わらない舞台ではありました。けど生々しさはあった。だから逆にあまりよくない気分になったのかなと。そう観客に感じさせているのはお芝居の力だなって。

本当に、背中を丸ませて暗くてもうどうしようもない菅原裕一の姿は藤ヶ谷くんを一切感じさせなかった。それが凄いと思いました。藤ヶ谷くんがここまでのめり込めたのはやっぱり三浦さんの凄さなのかな。本当に良い経験になったんじゃないかなって思ったし、また舞台でも映画でもなんでもいいので三浦さんとお仕事してほしいなって思います。新たな藤ヶ谷くんを見せてくれてありがとうございました。もちろん他のキャストの方もすごくよかったです。

 

気がついたら凄い長々と書いてる…しつこい…でもそれだけ感じたことがあったわけで、わたしにとっても強烈に印象に残った舞台でした。

 

余談ですが、カーテンコールで、菅原裕一じゃない藤ヶ谷くんが出てきて本当に心底安心しました(笑)

やっぱりなんだかんだ言ってにこにこ笑ってる藤ヶ谷くんを見れるのがいちばんだわアイドルの藤ヶ谷くんがすき!!!!

という今までの話全否定しかねない発言ですが(笑)本当に菅原裕一を演じるの藤ヶ谷くん苦しかったと思うなあ、見てて思うくらいだからやるの絶対しんどいもん。でもやりきったなと思います。藤ヶ谷くん本当にお疲れ様でした。

 

さて、今度は本業のキラキラでスーパーアイドルな藤ヶ谷くんを待ってるからよろしく♡